『劇場版カードキャプターさくら』25周年記念で舞台あいさつ!丹下桜、久川綾が決めゼリフ披露
主人公のさくらは、後の物語では同級生の李小狼(リ・シャオラン)と互いに思いを寄せるような関係性となるが、本作の段階ではまだその片りんがなく、「その当時は、李くんとクロウカードを取りあっているライバルでしたね」と指摘する丹下。久川も「さくらの思いは緒方恵美(が声を担当した月城雪兎)に行っていて。気持ちはそっちにはにゃんだったもんね」と返すと、会場からは拍手が。
さらに丹下が「だから李くんのご実家にも行ったというのは、あの当時はその思いに気付いてなかったということでスッと行けたんだと思うんですよ」と付け加えると、久川も「あんな(厳格な)お母さんがいたらどうする?」と笑う。丹下は「本当にその前に会っておいて良かったなと。この映画にサブタイトルつけるとしたら『カードキャプターさくら ドキドキ、ご実家訪問ではにゃん!』とかですかね。あの時期に行けて良かった」と冗談めかしてみせて、会場を沸かせた。
そしてこの日は浅香守生監督からのメッセージも届いた。「この作品は、わたしがはじめて関わったテレビシリーズで、初の劇場作品でした。記憶に残っているのは、舞台の香港に5日間の取材に行ったことで、映像で出たところはほぼ実在しています。25年前なので今もあるかわかりませんが。また25年前となると、お客さんの中には生まれていない方もいらっしゃるのではないでしょうか? 初めての方も、小さなお友だちも、ヘビーユーザーの方も、大きな……も、楽しんでいただけますと、監督は喜びます」
そして最後のあいさつで「25年たっても色あせない映画。でもおうちにはBlu-rayがあったりDVDがあったりするのに、わざわざ足を運んでくださってありがとうございます。わたしも丹下も何かとちょこちょこ会ってはいるんですが、それでもこうやって『さくら』で同じ空間を過ごせるのはうれしいです。やはり最後にもう一回だけ」と切り出した久川は、「会場のみんな、えらいおおきにな。これからも『カードキャプターさくら』応援したってな、ほなな!」とケロちゃんのフレーズで呼びかけて会場は大盛り上がり。