入院先が4人部屋なのに「差額ベッド代」が!? 個室じゃなくても“請求”されるケースとは? 知っておきたい注意点を解説
まとめ
差額ベッド代とは、本人の希望により1~4人部屋の特別療養環境室と呼ばれる部屋に入院した場合にかかる費用で、公的医療保険や高額療養費制度の対象外となるため、全額が自己負担となります。 特別療養環境室での入院にかかる差額ベッド代ですが、「本人の同意が得られていない場合」や「治療上で必要とされる入院の場合」には、特別療養環境室での入院でも差額ベッド代はかかりません。差額ベッド代の1日あたりの相場は、4人部屋だと約2700円で1人部屋では約8400円と、病床人数によって大きく異なります。 治療費や食事代などさまざまな費用がかかる入院ですが、少人数の部屋を希望する場合には差額ベッド代がかかることもあり、その場合は入院費用が高額となる可能性もあるため注意してください。 出典 厚生労働省 保医発0624第3号 「「療担規則及び薬担規則並びに療担基準に基づき厚生労働大臣が定める掲示事項等」及び「保険外併用療養費に係る厚生労働大臣が定める医薬品等」の実施上の留意事項について」の一部改正について 厚生労働省 中央社会保険医療協議会 総会(第591回)資料 主な選定療養に係る報告状況 執筆者:梅井沙也香 FP2級
ファイナンシャルフィールド編集部