イオン系、古着から水素取り出し 商品廃棄を削減、発電燃料に活用
イオングループで商業施設を運営するOPA(オーパ、千葉市)は17日、特殊な処理により、古着から水素を取り出す取り組みを始めると発表した。OPAが消費者から古着を回収し、新興企業バイオテックワークスエイチツー(東京)が水素にする。衣料業界で課題となっている商品の大量廃棄の改善を目指す。水素は発電用の燃料として活用する計画だ。 OPAが展開する横浜ビブレ、新百合丘オーパに17~29日、三宮オーパに21~29日の間、回収箱を設置する。 バイオテックが2025年に大阪市で試験設備の建設を始め、26年以降に水素化する。設備の稼働まで、古着は再利用できるものを除き保管するという。