〈LUUP社長「違反者は一部」発言が炎上〉「事故りそうになったことは数えきれない」タクシー運転手も激怒「飲酒運転をほぼ毎日見る」
電動キックボードのシェアリングサービス「LUUP(ループ)」の岡井大輝(おかい・だいき)社長(31)が「違反者は一部」と発言したことが炎上している。SNS上では、「一部の利用者ではない」「違反者を早く撲滅しろ!」などと批判的な意見が多く見られる。そこで今回、都内の街中でタクシー運転手にリアルな声を聞いてみた。 【画像】取材班が入手した、キックボード違反者の講習修了証明書
「新しく出てきたものだからみんなルールがわかっていない」
電動キックボードや電動アシスト自転車のシェアリングサービス「LUUP(ループ)」の岡井大輝社長(31)が2024年12月3日13時31分に配信された時事通信の取材にて、「一部の利用者が何度も違反を繰り返している」と発言したことがきっかけとなり、SNSやネット上で炎上騒ぎとなっている。 そもそも、昨年7月の道交法改正で規制緩和された電動キックボードの交通違反検挙件数は高止まりしている。 警察庁によると、改正法が施行された昨年7月から1年間の検挙数は2万5156件にのぼり、うち55%は歩道を走行するなどの「通行区分違反」だった。 電動キックボードは車道走行が基本だが、時速6キロ以内などの条件を満たせば歩道を通行できる。しかし、条件を無視して歩道を走行する違反者が相次ぎ、歩行者や車の運転者から不満の声が後を絶たない。 これに対し、岡井氏は「違反を繰り返しているのは本当に一部なので、撲滅できる」と話した。同社は今年6月末から、警察などと連携して対策を強化し、比較的軽い違反でも繰り返した場合はアカウントを凍結すると新たな罰則制度を発表した。 また、飲酒運転やひき逃げなど重大な違反を確認した利用者のアカウントは即座に凍結するという。 岡井氏は同取材にて、「おもちゃなのか、自転車と近いのか、車と同じなのか。新しく出てきたものだからみんなルールがわかっていない。車両だと意識すれば飲酒は絶対しないし、速いスピードで歩道に乗り上げることもない」と持論を述べている。 しかし、SNSやネット上には、「交通ルールを守っていないユーザーが多すぎるから免許証がないと乗れない制度を導入してほしい」「近所で違反している電動キックボードを毎日見る」との声もあがっている。
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