YKKAPが沖縄サッシメーカー「金秀アルミ工業」の全株式取得
YKKAPは13日、沖縄のアルミサッシメーカー、金秀アルミ工業(沖縄県西原町)の全株式を取得したと発表した。買収額は非公表。アジアの玄関口として沖縄に供給拠点を置き、アジア地域での生産拠点強化と沖縄県内でのさらなる供給力向上につなげる。 金秀アルミ工業は金秀建設の100%子会社で、沖縄県内で唯一アルミ押出し・サッシ組み立ての一貫生産・販売を行っている。売上高は約24億円、従業員数は114人。金秀建設によると、製造能力を海外展開していくことが経営戦略上の課題となっており、YKKAPとのシナジー効果が期待できるとして本株式譲渡の合意に至ったという。 YKKAPは10日付で金秀建設から金秀アルミ工業の発行済み株式をすべて取得した。金秀アルミ工業は、YKKAP台湾社の加工拠点である楊梅工場から地理的に近い素材工場として位置付けられている。台湾やインドネシアなどアジア地域の需要拡大に応える方針で、両社のノウハウを共有することで技術力の向上と業務の効率化を図る。