【MLB】今季の新人王予想は? 米公式サイトが球団幹部にアンケートを実施 佐々木朗希も「本命」の1人に
米公式サイト「MLB.com」で主にプロスペクト(若手有望株)の情報を担当しているジョナサン・メヨ記者は、各球団の幹部に対してプロスペクト関連のアンケートを実施。その第1弾として「新人王予想」の結果を公開した。ア・リーグはロマン・アンソニー(レッドソックス)とジャクソン・ジョーブ(タイガース)の2人が最多得票に。一方のナ・リーグはディラン・クルーズ(ナショナルズ)が半数の票を集めて1位となった。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ ア・リーグは得票率19.1%でアンソニーとジョーブがトップに並んだ。アンソニーは昨季マイナーでOPS.894をマークした20歳の外野手。すでにAAA級に到達して結果を残しており、今季の早い段階でのメジャー昇格が期待されている。ジョーブは昨季終盤にデビューした22歳の剛腕で、今季は開幕ローテーション争いに加わる見込みだ。 ア・リーグの3位以下はジェイソン・ドミンゲス(ヤンキース)が得票率17.0%、コビー・メヨ(オリオールズ)が得票率14.9%、クリスチャン・キャンベル(レッドソックス)とジェイコブ・ウィルソン(アスレチックス)が得票率8.5%で続き、ジャック・キャグリオーン(ロイヤルズ)、ニック・カーツ(アスレチックス)、クマー・ロッカー(レンジャーズ)、カイル・ティール(ホワイトソックス)にも票が入った。 ナ・リーグはクルーズが得票率50.0%でダントツ。昨季の新人王ポール・スキーンズ(パイレーツ)とは大学時代のチームメイトであり、同じ学校のチームメイトが全体1位&2位指名を独占するという史上初の快挙でも話題になった。昨年8月にデビューしたが、まだ新人王資格を残しており、未来のスーパースター候補生として期待は大きい。 ナ・リーグの2位以下はマット・ショウ(カブス)が得票率18.8%、ババ・チャンドラー(パイレーツ)が得票率10.4%、ジョーダン・ローラー(ダイヤモンドバックス)が得票率6.3%で続き、ドルトン・ラッシング(ドジャース)とトーマス・サジェシー(カージナルス)にも票が入った。 忘れてはならないのが佐々木朗希の存在だ。「佐々木がどの球団と契約するかにかかわらず、2025年の新人王最有力候補になると思いますか?」との質問に対し、79.2%の球団幹部がイエスと回答。佐々木の契約が決まったあとに新人王予想のアンケートを再度実施した場合、今回とは全く異なる結果になるかもしれない。