全国交通系ICカード廃止で現金かくまモンICに…バス利用者から戸惑いの声も 熊本
熊本朝日放送
熊本県内の路線バスなどで、Suicaなどの全国交通系ICカードが使用できなくなりました。利用客からは戸惑いの声もあがっています。 木脇みなみ記者 「全国の公共交通機関で初めて、一度導入した全国交通系ICカードが廃止されました」 熊本県内のバス事業社5社が、費用削減を理由に機器の更新を見送ったことで、16日から全国交通系ICカードが使用できなくなりました。 来年3月上旬に、クレジットカードのタッチ決済などを新たに導入する方針ですが、それまでの決済方法は、現金かくまモンのICカードに限られます。 利用者 「仕方ないかなという気はしますけど、なんとか工夫して戻してもらったら助かるかなというのはあります」 「くまモンのカードとか作らないといけないのが、他県出身からしたら、いちいちめんどくさい。お金かかるみたいな記事も見ましたし、バスがなくなるよりはマシかな」 5社でつくる共同経営推進室は、今回の判断で実質的な財政負担が9億9000万円減るとして、路線の維持や乗務員の待遇改善につなげたいと理解を求めています。 共同経営推進室 「3割引サービスとして、乗り継ぎ割引はオープン当初(3月上旬)から実施したいと思っていますので、私たちも今後、サービス向上はいろんな施策を実装していきたい」