弾丸ヨーロッパ博物館ツアー!「天国」はトヨタ「2000GT」と70年代フェラーリF1…「地獄」は以前と代わり映えしない展示、その落差も旅の醍醐味!
フェラーリ・ファンなら一度ならずとも必見の博物館を紹介
世界の自動車博物館を巡ることをライフワークとしている原田 了氏。今回2024年初夏の旅では北欧とイギリスに引き続き、モナコとスイスの自動車博物館を取材することができました。どんなクルマと出会えたのかお伝えしていきます。 【画像】フェラリスタには貴重なクルマばっかり!「モナコ&スイス博物館めぐり」を見る(全19枚)
再びの手違いから搭乗不能かも? の危機を乗り越える
イギリスでの博物館取材を終え、ヒースロー空港を午前7時発のルフトハンザ便で出発しフランクフルトに向かいます。ヒースローまでの往復に関しては日本航空(JAL)便で、コペンハーゲンで共同運航となる英国航空(BA)のチェックインカウンターでトラブルがあったのですが、今回はルフトハンザ(LH)でオンライン予約したLH便だったからトラブルもなくチェックイン。スムーズにフランクフルトまでの旅を楽しみました。ところが……。 フランクフルトでの入国審査でミニトラブル。入国審査官から帰りのチケットの提示を求められたのですが、ヒースローではパスポート・チェックインだったものですから帰りのチケットを確認する手はずをすっかり忘れており、スマホを相手に悪戦苦闘。入国審査官も、しばらくは提示を求め続けていましたが、そのうち我慢できなくなったのか(?)パスポートに入国スタンプを押しながら「行っていいよ」と。ちょっと馬鹿にされた気がしたのは気のせいか……。
レンタカーにフィアット パンダを予約していたのに……
で、もうひとつのハプニングはレンタカー。一番安いクラスということでフィアットの「パンダ」を予定していたら、何と2クラス(?)も上になるシュコダ「オクタヴィア」のステーションワゴンが用意されていたのです。クラスが上がっても料金は変わらないから、普段なら「ラッキー!」となるのですが、せっかくならオペルのコルサを用意してほしかった、というのが実感。 ただし最新モデルゆえのハプニングもあって、シガーソケットがないために持参したカーナビが使用できません。サブのスマホに入れたプリペイドSIMも不調で、メインのスマホでドコモの「世界そのままギガ」を使用し、Googleマップで対処することに。しかしこのGoogleマップ。頼もしいことでは右に並ぶものがありません。なにせ日本語で案内してくれるのですから英語が苦手なエトランゼにはピッタリです。