【日本株】2025年・新春の「おすすめ大型株」を紹介! 四半期の最高益を連続で更新している「ニデック」、法人向け売上が成長している「マネーフォワード」に注目
【2025年・新春のおすすめ大型株】世界的なシェアを誇るモーター大手の「ニデック」、業務ソフトや資産管理アプリの「マネーフォワード」は、ともに業績好調でアナリストの評価が”買い“! 【図版】法人客の純増数が最高に!「マネーフォワード(3994)」を分析! ●構造改革で中国事業が黒字転換の「ニデック」、 株価下落で割安感が出た「マネーフォワード」に注目! 8月に乱高下を見せた日経平均株価は、10月以降は小休止。3万8000円~4万円の範囲で推移する相場となっている。その間、衆議院選挙や米国大統領選挙など国内外で大きなイベントが続いたものの、影響はあまり見られなかった。 今後は、米国のトランプ次期政権の関税政策や中国の景気減速を警戒する声が多く、海外売上比率の高い企業は要注意だろう。一方、国内では7月の日銀の利上げの影響が各企業の業績に表れ始め、銀行をはじめとする金融株が好調。年末の追加利上げの観測もふまえて、金利上昇がプラスになる銘柄を見極めたい。また、インバウンドの波は衰えず、航空や百貨店などの関連銘柄も引き続き勢いがある。株式分割も盛んで、投資しやすくなった銘柄に目を向けてみるのもいいだろう。 以下では、こうした背景を踏まえて東証プライム、東証スタンダードに上場する「大型株」のうち、アナリストが業績をチェックしたうえで、投資判断を”買い”としている2銘柄を紹介! 投資の参考にしてほしい(※配当利回りなどの数字は、2024年12月4日時点。投資判断は今後3カ月に関するもので「買い」「強気」「中立」「弱気」「売り」の5段階。投資判断や分析コメントはアナリストなど17名から構成された「ダイヤモンド・ザイ人気500銘柄分析チーム」が担当)。 一つ目の銘柄は、モーターで世界的なシェアを誇るニデック(6594)だ。 ニデックの業績は、第2四半期単独の営業利益が四半期として過去最高。第1四半期に引き続き連続更新となった。好調な精密小型モーター事業においては、主力のAIサーバー用水冷モジュールが伸び悩んだが、HDDモーターなどその他の製品がカバー。モーターから周辺部品まで幅広く扱う車載事業では、構造改革により中国事業が黒字転換した。北米データセンター向け製品の増強や、フランスでのエネルギー貯蔵システムなど、世界各国での事業成長に期待がかかる。 続いて紹介するのは、値上げや資本提携で成長を加速させるマネーフォワード(3994)だ。 マネーフォワードは企業向けの業務ソフトや個人向け資産管理アプリなどを手掛ける企業。第3四半期の法人向けの年間経常収益(ARR)の伸びは第2四半期から鈍化も、引き続き高水準。中小企業向けアカウント当たり売上(ARPA)の鈍化は気がかりだが、中堅企業向けはARRとARPAの伸びがどちらも順調。横ばいだった平均課金プロダクト数も増加した。また、2025年6月からの一部料金改定やアウトルックコンサルティングとの資本業務提携で、2025年11月期以降の業績拡大の期待が高まっている。
ザイ編集部
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