球界が”震撼”…まさかの“格差トレード”を経験した大物(3)エース級がまさかの阪神入り
近年のプロ野球では、以前より交換トレードが活発的に行われるようになった。一般的には同等の実績を持つ選手同士で行われるが、過去には、実績に大きな差がありながらも行われたいわゆる“格差トレード”と呼ばれる例が存在する。そこで今回は、格差トレードで移籍した大物選手を紹介する。
金村暁(日本ハム→阪神)
・投打:右投右打 ・身長/体重:187cm/82kg ・生年月日:1976年4月19日 ・経歴:仙台育英高 ・ドラフト:1994年ドラフト1位 日本ハムファイターズでは4年連続2桁勝利を挙げるなど、エースに君臨していた金村暁も、‘格差トレード’と呼ばれる移籍を経験した1人だ。 1994年ドラフト1位で日本ハムに入団すると、高卒4年目に8勝、防御率2.73をマークし、最優秀防御率のタイトルに輝いた。 その後は故障に苦しんだシーズンもあったが、2002年に初の2桁10勝をマーク。2005年には25試合(174回)を投げ、13勝、防御率3.62の好成績を残した。 しかし、2007年は13試合登板で5勝6敗、防御率4.73と寂しい数字に。成績悪化もあり、同年オフに阪神タイガースへトレード移籍となった。トレード相手になったのは、当時通算3勝の中村泰広。実績に大きな差があるトレードとして話題を呼んだ。 阪神加入初年度は故障にも泣かされ、わずか8試合登板止まり。翌2009年は主に中継ぎで22試合登板、防御率2.76とまずまずの投球を見せたが、2010年オフに戦力外通告を受けた。
ベースボールチャンネル編集部