ビッグスコアの予感も停滞… 勝みなみは開き直りで決勝へ
<クローガー・クイーンシティ選手権 2日目◇20日◇TPCリバーズ・ベンド(米オハイオ州)◇6705ヤード・パー72> 「中1」以来の投入 勝みなみのツノ型パター【写真】 6バーディ・3ボギー・2ダブルボギーの「73」でスコアをひとつ落とした勝みなみ。トータル2アンダー・52位タイでの予選通過には「ほんとに、もう」と苦笑いを浮かべた。 初日を3アンダーで滑り出し、さらにスコアを伸ばしにかかった。「うまく伸ばせそうだなと思うコース」と印象は悪くない中で、前半は3バーディ・1ボギー・2ダブルボギーとパーはわずか3つ。伸ばせば落とすといった展開で2オーバーという忙しいゴルフだった。「バックスイングがいつもと違う位置に上がってる気がして、切り返しがしにくくて」とスイングの違和感を感じながらラウンドが進んでいった。 あれを試せばこれがダメ、これを試せばあれがダメ。「きょうどうしようみたいな感じだった」と悩みが尽きない日。「もう、打つときは打つし、いいときはいいから、なんか落ち込んでる時間がもったいないなって思って」と開き直った。すると後半は上がりを含めて3バーディ。2ボギーはありながらも、なんとか週末行きは死守した。 「落差は激しいんですけど、でもすごくいいプレーをしたら」。上位フィニッシュへ、そんな希望もまだまだ抱いている。「流れに乗れるように」という気持ちで修正を施し迎える決勝ラウンド。「全部をつないで、少しでも上位にいけるように頑張りたいと思う」と、あすは“いい日”であることを願い、ここから順位を上げていく構えだ。