出光興産社長「有望な新エネが決まるまで株主還元を重視」
足元の業績は絶好調の出光興産は、今後どのように事業転換を図るのか(撮影:尾形文繁)
石油元売り大手の出光興産(5019)は11月に2023~2025年度の 3カ年新中期経営計画 を発表した。国内の石油需要は減少傾向であり、世界的にもカーボンニュートラルの流れが強まっている。出光興産は石油などの化石燃料に代わる水素などの新エネルギーやリチウムイオン電池材料の供給など新事業を模索している。一方で、化石燃料への依存度はまだまだ高く、足元の業績は絶好調だ。2022年4~9月期は中間決算としては過去最高益となった。原油価格高止まりによる在庫評価益計上や石炭価格の高騰恩恵に支えられた格好だ。次の時代を担う新エネルギーも不透明な中、出光興産はどのように事業転換を図るのか。木藤俊一社長に戦略を聞いた。
本文:3,762文字
写真:3枚
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
税込330円使えます
PayPay残高
サービスの概要を必ずお読みいただき、同意の上ご購入ください。欧州経済領域(EEA)およびイギリスから購入や閲覧ができませんのでご注意ください。
劉 彦甫