超攻撃的なWB採用で森保ジャパン最終予選連勝スタートも…… 菅原らSBを本職とする選手に出番はないのか?
次節サウジアラビア戦ではどのような人選になるのか
2026年に行われる北中米W杯に向けた予選が各地で行われており、アジア地区では9月から最終予選が始まっている。 【動画】5-0の快勝となったバーレーン戦のハイライト 2022年に開催されたカタールW杯のアジア最終予選初戦ではオマーンに敗れた日本代表だが、今大会では2連勝スタート、しかも2戦合計で12ゴールを奪う得点力の高さを披露しており、北中米W杯出場に向けて順調に歩を進めている。 この快勝の理由は攻撃的なウイングバックが輝く[3-4-3]の採用で、中国戦とバーレーン戦の2試合では左に三笘薫が、右に堂安律が起用されている。 アジア予選では日本が主導権を握る試合が多く、直近のバーレーン戦のボール保持率は77%だった。ここまで相手を押し込むことができれば、ウイングバックは守備のタスクよりも、攻撃のタスクに集中することができる。 これが大量得点に繋がったわけだが、本来はその位置で起用される本職がSBの選手たち、具体的な名前を挙げると菅原由勢や中山雄太、長友佑都、望月ヘンリー海輝は今回の代表戦で起用されていない。 ただ、今後も出番がないかと言われればそんなことはなく、日本と互角、もしくは格上と対戦することになれば、菅原らの力も必要になる。 本来はウイング、もしくはサイドハーフでプレイする選手をウイングバックとして採用するデメリットの1つが、守備の時間が長くなることで攻撃よりも守備のタスクが多くなることであり、そうなれば菅原のようなSBを本職とする選手が適任となる。 問題はそれをいつ試すかであり、最終予選ではサウジアラビア戦くらいか。ただ、そのサウジも直近の中国戦で苦戦している。 [3-4-3]がハマり、難しいとされていた最終予選に余裕ムードが出てきたサムライブルー。10月にはサウジアラビア、オーストラリアとのゲームが予定されており、連勝継続に期待したい。
構成/ザ・ワールド編集部