ベントレー次期「フライングスパー」は782馬力! V8+電気モーターで史上もっともパワフルかつ環境に優しい4ドアサルーンに生まれ変わります
次期フライングスパーにウルトラパフォーマンス・ハイブリッド・パワートレインを搭載決定
ベントレーは新型GTに採用されたウルトラパフォーマンス・ハイブリッド・パワートレインを次期「フライングスパー」に搭載すると発表しました。このパワートレインは4.0L V8ツインターボと強力な電気モーターの組み合わせにより、782psの最高出力と1000Nmの最大トルクを発揮します。CO2排出量は40g/km以下、航続距離は電気のみのEレンジでは72km以上、V8エンジンとの組み合わせでは800km以上を実現します。また最高出力は現行の「フライングスパー スピード」より150ps近く向上し、ベントレー史上最強の4ドアサルーンになります。このパワートレインを搭載する新型フライングスパーに関する詳細の発表に関しては今回はなく、後日行われることになっています。 【画像】次期「フライングスパー」のパワートレインを発表! ベントレーのクルマを見る(7枚)
ベントレーの105年の歴史の中で最もパワフル
ベントレーは究極の4ドアグランドツアラーである「フライングスパー」の次期モデルに、782psの新型ウルトラパフォーマンス・ハイブリッド・パワートレインを搭載することを発表した。この全く新しい、パフォーマンス重視のV8ハイブリッド・パワートレインにより、次期フライングスパーはベントレーの105年の歴史の中で最もパワフルで、最もダイナミックで、最も地球環境にやさしい4ドアサルーンとなる。 新開発の4.0L V8ツインターボエンジンとパワフルかつコンパクトな電気モーターを組み合わせたウルトラパフォーマンス・ハイブリッド・パワートレインは、最高出力782ps、最大トルク1000Nmを発揮し、スーパーカーに匹敵するドライブパフォーマンスから静かでラグジュアリーな移動体験まで、驚くほど柔軟に幅広いシチュエーションに対応することができる。このパワートレインを新型フライングスパーに搭載することで、究極のベントレーサルーンが誕生する。パワフルでありながら静寂に包まれ、少なくとも約72kmは無音で電動走行できるというメリットもある。次期フライングスパーでは、CO2排出量は40g/kmを下回り、航続距離は800kmを超える。 V8エンジンと電力を組み合わせることで、ベントレーのエンジニアは全回転域でパワーとトルクを向上させることに成功した。これには、低速域から中速域にかけての力強い加速に不可欠な電気モーターのブーストと、高速域でのV8エンジンのパフォーマンス向上が含まれる。エキゾーストノートにもこだわり、人工的な電子制御を使用することなく、クロスプレーン方式が採用されている。 このパワートレインを搭載する次期フライングスパーに関する詳細は追って発表される予定である。 AMWノミカタ 今回、次期フライングスパーにもGT同様にV8エンジン+モーターの新型パワートレインを搭載することを発表したが、ある意味これは想定の範囲内で驚きはない。デザインもシングルヘッドランプが今後のデザインの方向性とのことなので、なんとなくGTの延長線上であることが想像できる。しかし予想外だったのは次期フライングスパーに言及するタイミングである。現行モデルの発表はコンチネンタルGTが発表された2年後の2019年だった。今回は「詳細は追って」とのことなので、そう遠くない未来に発表されるのであろう。2030年までに完全にBEVモデルに移行すると宣言しているベントレーなので、できるだけ早くPHEVモデルを発表して、新パワートレイン搭載モデルのモデルライフサイクルを長くしたいという意図がうかがえる。今回の発表でベントレーの電動化への歩みがまた一歩加速したように思える。
【関連記事】
- 【画像】次期「フライングスパー」のパワートレインを発表! ベントレーのクルマを見る(7枚)
- ◎ 新車で100年前のクルマを買える! ベントレー「スピードシックス」の開発テストが終了…12台限定の3億円のクルマとは
- ◎ ベントレー史上最強のワインディングマシン!? 新型「コンチネンタルGTスピード」はリア寄りの重量配分に…街乗りでも体感できるはず
- ◎ ブガッティ最新「トゥールビヨン」は、100年前の「タイプ35」にルーツがあった! 馬蹄形グリル以外にも受け継がれているDNAを紹介します
- ◎ 1000馬力オーバーのランボルギーニを富士スピードウェイで全開!「レヴエルト」は飼いならされた猛牛なのか? それとも…