根本厚労相が会見 勤労統計問題で関係者を処分(全文)統計法違反は極めて遺憾
隠蔽に当たると取られても仕方ないのでは?
西日本新聞:西日本新聞社の永松と申します。昨年1月の賃金の復元の経緯について、先ほど委員長から説明があったんですけれども、当時の室長が問題を認識しながらシステム改修を指示したという説明がありましたが、どうしても、外形的に見ると、それは問題を認識しながらそういうことをやっているということを、外形的にはこれは隠蔽に当たるというふうに取られてもしょうがないんじゃないかと思うんですけれども、どうしても不自然だという印象を受けるんですが、その部分についての大臣のご認識をあらためて。 根本:ちょっと、もう一度お話をしてもらいたいと思います。 西日本新聞:昨年1月の復元の件について、先ほど委員長から説明がありましたが、当時の室長が、問題を認識しながらもシステム改修を指示していたという旨の説明がありました。外形だけ見ると、隠蔽というふうに取られても仕方がないのかなというふうに思うんですけれども、その復元の経緯についての、大臣のご認識をあらためてお願いします。 根本:ご認識というよりは、監察委員会で、そこはその当人のヒアリングを含めて、そして監察委員会として樋口統計委員長から私にお話があったと思います。その報告書で、そこはしっかりとご理解いただいていると認識しておりますので、その分析の考え方、あるいはその分析の判断だと私は思います。 西日本新聞:委員会の事実認定、今のお話も含めて、事実認定の解釈も甘いんじゃないかという批判が出る可能性もあるかと思うんですけども、追加調査の必要性、さらに中立性を高めた第三者による追加調査、この必要性については大臣はどう考えますでしょうか。 根本:まず今回、監察委員会におかれては、樋口委員長をはじめ、精力的にやっていただいたと私は思っております。そして当該者からもきちんとヒアリングをしているわけですから、私はそのヒアリングを含めて、委員会の下でしっかりと事実も明らかにしていただいたと思っております。そして委員会の報告によると、課長級職員がサンプル入れ替え方法、入れ替え方法の変更がうまく機能するように、システム改修を部下に指示したものでありますが、供述によれば、隠蔽しようとするまでの意図は認められなかったとされているけど、ここは報告書の中で分析され、明らかになっているものと思っております。 西日本新聞:分かりました。 産経新聞:後ろの【******* 00:21:25】、お願いします。