今シーズン最強寒波が列島に居座り、記録的な大雪となっている北海道。 18日午前10時半ごろの札幌市では、かろうじて前を走る車が見える程度の視界。 降りしきる雪と風の影響でホワイトアウトが発生し、対向車もヘッドライトをつけて走行する様子が見られました。 背丈よりも高い雪の壁を通り登校する児童たち。 北海道・岩見沢市では、午前5時に積雪が118cmに達しました。 石川・加賀市では天気が急変。 ひょうが建物の屋上に積もるほど激しく降りました。 また、平年の5倍の積雪となっている秋田市では、18日午前5時に積雪が30cmに達しました。 秋田駅前では、雪の影響で通勤・通学の人たちが慎重な足取りで歩く様子が。 さらに、アイスバーンで足を滑らせ、ヒヤリとする場面も。 この大雪は生活に影響を及ぼしています。 雪のためバスに遅れが出ていて、待っていた人は「（バスの）姿が見えないです。お医者行くんですけど、予約時間はもしかしたら間に合わないです」と話していました。 3日ぶりに最低気温が0度未満の冬日が500地点を超えた18日の列島。 長野・山ノ内町の地獄谷野猿公苑では、サルたちもお湯から出られず、ぬくぬくと温泉に入る様子が見られました。 温泉で気持ちよさそうな顔を浮かべるカピバラ。 愛知県の動植物園では、寒さをしのぐためか、カピバラが一日中お湯に漬かっているといいます。 今シーズン最強寒波の影響は、このあと首都圏にも及ぶ見込みです。 午後5時過ぎの神奈川・箱根町では、気温が急降下していて、雪は降っていませんでしたが、少しずつ山間部に雲がかかり始めていました。 箱根町役場によると、18日に雪が降れば、今シーズンの初雪だといいます。 19日の朝までに予想される降雪量は、多いところで5cmと見込まれています。 このあとの帰宅時間帯にかけて、東京・多摩地区や埼玉県の秩父も雪が降る予報、で路面の凍結などに注意が必要です。