冬にヘチマ 落ちた種から成長し、青々とした実を付ける/京都府福知山市
京都府福知山市かしの木台の小谷雅喜さん(72)宅で、大きくて青々としたヘチマの実がたくさんなっている。今の時期にこうした状態でいるのは珍しく、近所の人たちもその数の多さに驚いている。 小谷さんは5年ほど前から自宅でヘチマを栽培。駐車スペースの上に取り付けたネットにつるをはわせ、ゴーヤと一緒に育て、実はスポンジなどにして利用する。 昨年11月に収穫した実1個を、玄関前のキンモクセイの木の根元に置いていたところ、今年8月に落ちた種から芽が出て、つるが木を伝って伸び始め、9月末から実を付けた。 小谷さんは通常、5月にヘチマの種を植え、8~9月ごろには実がなる。今ごろは黄色くなった実を収穫する時期という。
数多く大きなサイズ
つるは高さ約5メートルのキンモクセイのてっぺんまで届き、さらに下に向かって伸びている。実はこれまでに23個でき、昨年と比べその数は3倍になっている。大きいものが多く、長さが約60センチのジャンボサイズもある。 小谷さんは「9月は高温の日が続き、10月も暑かったので、そうした気候が影響しているのでしょうか。それにしても不思議ですね」と話している。