連覇狙う駒大は往路新も2位「6区で詰められれば逆転は十分に可能」/箱根駅伝
◇第100回箱根駅伝・往路(東京・大手町~神奈川・箱根町/5区間107.5km) 連覇を狙う駒大は、1位の青学大から2分38秒差の2位で往路を終えた。 第100回箱根駅伝往路成績&区間賞をチェック! 1区の篠原倖太朗(3年)が区間トップと絶好の滑り出しを見せ、2区の鈴木芽吹(4年)と3区の佐藤圭汰(2年)が区間2位。これだけ見れば隙のない継走だが、3区終了時で先頭に立ったのは青学大だった。 この時点でまだ4秒差。十分に逆転は可能とみていたが、4区の山川拓馬(2年)のペースが上がらない。じりじりと青学大との差が開き、中継所では1分26秒差に。藤田敦史監督は「4区の山川のところが想定よりも走れなかった」と総括する。 2年ぶりの出走となる5区の金子伊吹(4年)は、1時間10分45秒で区間3位と「想定くらい」の好走を見せたが、それを上回る1時間9分32秒(区間2位)で走破した青学大の若林宏樹(3年)に差を広げられた。 往路タイムの5時間20分51秒は従来の往路記録を上回るもの。決して悪かったわけではないが、青学大に大差をつけられたことは事実だ。 復路に向けて、藤田監督は「大事になるのは6区。ここで勢いをつけたい。追いつくのは難しいですが、少しでも(青学大との差を)詰められれば逆転は十分に可能」と分析する。 史上初の2年連続学生駅伝3冠がかかる絶対王者。あきらめている者は誰1人としていない。
月陸編集部