「俺は生涯ネッツの一員」。デュラントが3年半を過ごした古巣への思いを語る「俺の心の中にあり、ずっとその血が流れている」<DUNKSHOOT>
注目の試合はアウェーのネッツが127-117でサンズを撃破。2WAY契約でキャリア平均1.6点の伏兵タイリース・マーティンが8本の3ポイント成功を含む30得点を叩き出したほか、デニス・シュルーダーが29得点、トレンドン・ワットフォードが18得点、ベン・シモンズが14得点、9リバウンド、8アシストをマークした。 一方のサンズはブッカーが両チーム最多の31得点に4アシスト、デュラントは30得点、8リバウンド、3ブロックを記録。そのほかビールが17得点、ジョーンズが10得点、12アシストを残すも、2夜連続の勝利とはならず、今季成績をウエスト9位の10勝8敗(勝率55.6%)とした。 デュラントはキャリア最初の9シーズンをシアトル・スーパーソニックスとオクラホマシティ・サンダーで過ごし、3シーズン在籍したウォリアーズで2度の優勝を経験。2019年夏にFA(フリーエージェント)となってサイン&トレードでネッツへ移籍した。 アキレス腱断裂のため初年度は全休するも、2022-23シーズンの途中まで3年半をネッツで過ごし、カイリー・アービング(現ダラス・マーベリックス)やジェームズ・ハーデン(現ロサンゼルス・クリッパーズ)らと共闘。2021年のプレーオフではカンファレンス・ファイナル進出まであと1勝に迫ったが、頂点には届かなかった。 それでも、大ケガから見事に復活し、レギュラーシーズンの通算平均29.0点は球団史上トップに君臨(ABA時代の選手は除く)。得点だけでなくリバウンド(7.1)、アシスト(5.8)、フィールドゴール成功率(53.5%)、3ポイント成功率(40.0%)、フリースロー成功率(91.0%)は、いずれも過去在籍した3球団で最も高い数字を残した。 愛着を述べた古巣との今季初戦は勝利を掴めなかっただけに、2025年1月22日の敵地バークレイズ・センターで迎える第2ラウンドではリベンジを果たしたいところだ。 文●秋山裕之(フリーライター)
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