リオティント バイオマス還元製鉄 35年商業化へ段階的実証
英資源大手のリオティントは製鉄の脱炭素化に向けた革新的技術、バイオアイアンに関して、2035年ごろの実用化を目指す方針だ。西豪州にパイロット設備新設を決めており、複数次の規模拡大による実証を経て、年産100万トン規模の商業段階にこぎつけたい考え。実証段階では鉄鋼メーカーやバイオマス供給者などまで協力者を広げる。豊富な西豪州の中・低品位鉄鉱石を活用、炭素の回収・貯留(CCS)と組み合わせることで実質マイナスの炭素排出も可能な技術の実用化を目指す。