「厄が去る」願い込め サルの張り子、首飾りはヘビ 群馬・藤岡
「すべての願いがかない、厄が去りますように」――。木造のサルが祭られている群馬県藤岡市藤岡の光徳寺で29日、サルの張り子「厄除猿(やくよけさる)」の箱詰め作業が行われた。2025年1月13日の祭りで販売され、1体3000円。竹市文光(求仙)住職は「張り子を手にした人たちが、来年も健康で元気に過ごせたら」と願いを込めた。 【写真まとめ】もういくつ寝るとお正月 歳末点描2024 張り子は高さ約30センチ。檀家(だんか)ら約15人が、来年のえとのヘビの形をした首飾りを付けたり、「家内安全」などと書かれたシールを貼ったりして、計900体を箱詰めした。 竹市住職によると、張り子のモデルとなった木造のサルは、日光東照宮(栃木)にある国宝「眠り猫」を彫ったと伝えられる名匠、左甚五郎(ひだりじんごろう)が作ったとされる。来月13日の祭りで一般公開される予定。【加藤栄】