偉業達成の5日後になぜ? ジダンの「辞任のアクセル」は誰が踏んだのか。[先出し全文]
ジダンは何に対して限界を感じていたのか。
突如マドリーから去ったジダン。辞任の理由はどこにあったのか。(C)Getty Images
CL3連覇の偉業を成し遂げたわずか5日後に、レアル・マドリーの監督を電撃辞任したジネディーヌ・ジダン。「選手たちは変化を求めている」と会見で話したが、それだけが理由ではないはずだ。辞任のアクセルは、誰が踏んだのか――。(文:ヘスス・スアレス・訳:小宮良之 2018年6月21日発売ワールドサッカーダイジェスト 『ザ・ジャーナリスティック スペイン』を転載) 5月31日、レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督が電撃辞任した。フロレンティーノ・ペレス会長にその意思を告げたのは、辞任会見の前日のことだったという。誰にとっても青天の霹靂だったに違いない。 しかしながら、私は起こるべくして起こった辞任劇だったと考えている。「もうこれ以上は無理だ」それがジダンの下した結論だった。 何かひとつが理由ではない。小さな水滴がコップを満たし、表面張力でなんとか持ちこたえている。
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