佐々木朗希が各球団に与えた「宿題」とは? 20球団参戦、「公平性」優先で1次面談も条件付き
ロッテからポスティングシステムを行使してメジャー移籍を目指している佐々木朗希投手(23)の代理人を務めるジョエル・ウルフ氏が30日(日本時間31日)、日米メディアのオンライン取材に応じ、交渉の進捗状況を明かした。 朗希はすでにポスティングを申請して交渉可能期間がスタート。25年1月15日の「国際ボーナスプール」の適用期間スタートまでは正式契約を結ぶことは出来ないが、すでに各球団は朗希側に獲得のための意思を伝え、面談もスタートしている。ウルフ氏によると獲得に動いた球団は「20球団」だったという。その高い人気、激しい争奪戦ぶりにウルフ代理人は「まるで『朗希映画祭』のようだった」と驚きを隠せなかった。 すでにドジャース、パドレス、ヤンキース、メッツ、カブス、レンジャーズ、ジャイアンツなどと面談をしたことが報じられている朗希。面談は各球団の「公平性」を優先するために「1球団2時間まで」、「面談に選手を同席させないこと」、「ロサンゼルスの(代理人)事務所で行うこと」などの条件がつけられたという。 さらには朗希から各球団へは「宿題」を課したといい、ウルフ代理人は「『投手育成プログラムについて詳細に聞かせて欲しい』、ということだった」と明かし、朗希の希望で各球団は育成方針を中心にプレゼンしたという。 朗希はすでに日本に帰国。年明けに再渡米し、2次面接を行うなど、徐々に絞り込みを進めることが濃厚だ。フィリーズは面談を出来ていないと報じられ、レッドソックスもブレスローGMがこの日、まだ面談をしていないことを明かしている。
報知新聞社