県立浦和 MF森悠真#1「予習と復習を精いっぱいやるが、特に予習には余念がない」【文蹴両道】
県立浦和高校は埼玉の秀才が集まる県内トップの進学校で、サッカー部は3度の全国高校選手権優勝を誇る古豪だ。1960年には日本代表初の外国人コーチとなったデットマール・クラマー氏が、同校で技術指導したこともある。 そんな伝統校のキャプテンとして、44人の部員をまとめるのがMF森悠真(2年)だ。医学部への進学を目指しており、知恵を絞って勉強と部活動を両立させている。 ――浦和高校を選んだのはなぜですか? (大学の)付属高校を考えていた時期もあるのですが、付属だと甘えが出て勉強しなくなるのかなあ、って考え始めたんです。両親が医療関係の仕事をしていることもあり、そのうちだんだんと医師を志すようになったのですが、考えていた付属高校の大学には医学部がありませんでした。県立でいろいろ調べた結果、自分に合っているのが浦高で、中学3年の夏に決めました。 ――好きな科目と苦手な科目は何でしょうか? 浦高は2年から文系と理系に分かれ自分は理系にいます。医学に興味があるので学んでいて一番楽しいのが生物です。苦手と言うより倫理や政経は、物理や化学ほど勉強時間が割けません。時間さえ取れれば苦手ということもないと思います。 ――塾には通っていますか? いいえ、サッカー部の選手は誰も通っていないと思います。 ――そうですか。では勉強するに当たり、最も重要視しているのはどんなことでしょう?? 自学と授業ですね。部活動が終わってからそんなに時間があるわけではないので、数学や国語や英語などは授業でしっかりと身に付けることを心掛けています。予習と復習を精いっぱいやりますが、特に予習には余念がありません。 ――平日の平均的な1日の過ごし方は、どんな感じでしょうか? 午前5時半に起床し、7時半に学校に着いてからチームでウエートトレーニングを約15分こなします。それから8時半のホームルームまで予習と復習をして授業に臨みます。午後3時40分から部活動が始まり、自主練習をする時は終わるのが6時半から7時くらい。その後、教室に戻ってチームメートと9時過ぎまで予習と復習を基本的に毎日やって、10時に帰宅したら風呂と夕食、就寝が11時というルーチンです。 【森選手の平均的な1日のスケジュール】 05:30 起床 07:30~08:30 ウエートトレーニングと予習・復習 08:40~15:05 授業 15:40~18:30 部活動と自主トレ 18:40~21:00 学校で勉強 22:00 入浴、夕食 23:00 就寝