石川祐希が欧州最高峰チャンピオンズリーグで躍動! 最多15得点でペルージャ快勝、今季公式戦でいまだ負け知らず
第1セット、エンジン全開のパフォーマンスでペルージャを勢いづけたのは、3試合ぶりにスターターを任された石川だった。開始早々のサービスでプロツニスキーのブロックを演出すると、自身最初の得点でリードを2点とする。中盤にレセプションでやや苦戦するも、バックアタック4打とレフト弾3発で7得点を挙げたアタックは決定率100%。セット先取へとチームをけん引した。 第2セットをビハインドでスタートしたペルージャは、ベンタラの2連続エースなどで逆転に成功。3日前のモンツァ戦をエースで締めくくった石川もサーブを炸裂させる。レセプションに苦しみ3得点を献上した相手はタイムアウトで悪い流れを断ち切ろうとするが、背番号14は意に介さず圧巻の6連続ブレークでリードを7点へ広げる。ところが、以降のペルージャはリリーフサーバーを含めサーブミス7本などで巻き返しを許して終盤は予想外の大接戦に。そこで再び奮起したのは石川。バックアタックで5度目のセットポイント、そして、3枚ブロックの内側を抜く一打で引き寄せた6度目をロセルがブロックで仕留めて白星に王手をかけた。 石川は、続く第3セットが始まるやブロックアウトとエースで2連続得点。ペルージャは多彩な攻撃にエースとブロックで後半にリードを広げる。終盤、サイドアウトに苦労し失点が重なり1点差まで追い上げられるも、2度目のマッチポイントで相手サーブがラインを割り試合終了。4回戦ファーストレグ3試合を全てストレート勝利で終えて首位をキープした。 石川は、プロツニスキーとともに試合最多タイの15得点(アタック14、エース1)を記録。アタック決定率は74%と非常に高い数字を叩き出し、久しぶりの先発フル出場で好調さを強烈にアピールした(※大会公式スタッツの70%は、プロツニスキーのアタックエラー[第3セット]2本の内1本が石川にカウントされているため誤り)。 現地木曜日をイタリアへの復路移動に費やし2日間の準備で臨むペルージャの次戦は、レギュラーシーズン前半最終節(日本時間12月8日23時30分開始予定)。4試合ぶりのホームで、4位ガスセールズ ブルーエナジー・ピアチェンツァを迎え撃つ。 構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】
- バレー日本代表の石川祐希を擁するペルージャがミラノに逆転勝利で全勝キープ! 注目された大塚達宣との“ネットを挟んでの攻防”は実現せず
- 石川祐希が欧州キャリア通算3000得点を達成!怒涛の開幕10連勝でペルージャは前半戦首位を確定
- 「ミラノの時よりもまだ全然…」欧州CLデビューを飾った石川祐希を直撃! 世界王者の一員として挑む胸中とは?「結果を出せる選手でありたい」
- バレー日本代表の大塚達宣、新天地ミラノでの「今」の心境を語る。「もう全然大丈夫です。イタリア語を使える割合もかなり増えてきたと思います」
- 「今年は訳あってずーーーっと、別居でした」元女子バレー日本代表・江畑幸子が結婚生活の近況を告白「それなりに仲良くやってます」