新車購入者データでわかった!ノアとヴォクシー「微妙に違う」購入者の嗜好
ひとつ前に確認したイメージに関するデータで、ヴォクシーのほうがノアよりも見た目や雰囲気を重視して選ばれていることがわかった。このあたりからも、ヴォクシー購入者の「好きなものへの消費を惜しまない傾向」が共通点として見えてくる。また、新型でその傾向がより明確になっていることがわかる。 ■確立されたノア/ヴォクシーの牙城 ここまでノアとヴォクシーの特徴を、2車の比較および3代目と4代目の比較を通して見てきた。
2022年に現行モデルが登場したときは、ノア/ヴォクシーともにフロントマスクの印象を大きく変えたため、そのデザインに注目が集まったが、発売後は順調に台数を伸ばしている。 日産「セレナ」やホンダ「ステップワゴン」が競合として存在するが、ノア/ヴォクシー購入者はあまりそのあたりの車種を比較検討していない。一方で、セレナやステップワゴン購入者の多くはノア/ヴォクシーを多少なりとも検討している。トヨタのミニバンの牙城はこの先も簡単には崩れそうにない。
【写真】改めて見てみたい「ノア/ヴォクシー」強さの理由(70枚以上)
三浦 太郎 :インテージ シニア・リサーチャー