トレードマークは“超長髪”、後ろ髪は生まれてから25年伸ばしっぱなしの女子レスラー「試合中に予期せず踏まれる」
ベルトを獲ってもコミカルな要素を入れたい
その一方でベルトへの思いもある。 「今回のトーナメントの優勝者がベルトに挑戦できるので、私は少し遠のいちゃったかなと思います。もちろんチャンスがあるならいくらでもやってみたいんですけど、ベルトへの挑戦はそんなに簡単なものではないので」 そしてHIMAWARIといえばその長い髪。実は後ろ髪は生まれてこの方25年以上切っていないのだ。 「髪の毛を伸ばすきっかけも母親なんですけど、私が赤ちゃんのときに全然髪の毛が生えてこなかったらしいんです。生まれつき髪の毛が細いので、生えても密度が少なくて。それで伸ばせるところまで伸ばそうとして、今の今まで(笑)。物心ついたときには長いのが当たり前だったんで、身長とともに髪の毛も伸びてきて、という感じです。今は完全におろすと膝裏くらいの長さですね。実は成人式のタイミングで切ろうと思ったんですが、舞台に出ることになって、演出家さんから髪の毛を切らず全部おろしてほしいというオーダーがあって……結局切れないままです。髪の毛が長いデメリットは試合中に予期せず踏まれることと、髪の毛が抜けたらすぐにばれてしまうこと。道場で『あー、HIMAWARIの髪の毛!』とすぐ指摘されてしまうんです(笑)。というわけで掃除も大変で、シャワーに入ると1回で目詰まりが起こります(笑)」 最後に今後の展望を聴いた。 「ベルトを持っている選手は強くなくてはいけない。もちろんそうなんですが、私はその中でもコミカルな要素を入れたいです。強いのは当たり前で、コミカルなこともできてベルトを持っている。いい意味で余裕のある選手になっていきたいなと思いますね」
橋場了吾