井上尚弥「階級の壁を壊しこんな大型契約を結べたこと大変嬉しく思います」とSNSで報告…「リヤド・シーズン」と推定総額30億円スポンサー契約
サウジアラビア国営の国際娯楽イベント『リヤド・シーズン』と推定総額30億円のスポンサー契約を結んだプロボクシング世界4団体スーパーバンタム級(55・3キロ以下)統一王者・井上尚弥(大橋)が5日、Xなど自身のSNSで改めてファンに思いを伝えた。 井上は「この度、サウジアラビア政府直轄のプロジェクト『リヤド・シーズン』とのスポンサー契約を締結致しました。 階級の壁を壊しこんな大型契約を結べたこと大変嬉しく思います。 そしてキャリア後半に差し掛かりこのような契約を結べたことは残りのボクシングキャリアを加速させるに大事な第一歩を踏み出せたと思います」(原文ママ)と投稿。世界4階級制覇王者でバンタム級(53・5キロ以下)との2階級での世界4団体王座統一を果たした井上だが、さらなる“快挙”を成し遂げた。 井上は2日深夜(日本時間3日)にプライベート機でサウジアラビア・リヤド入り。4日にサウジアラビア総合娯楽庁(GEA)のトゥルキ・アル=シェイク長官の元を訪れ、契約の調印式に臨んだ。同長官は先月末に来日して井上陣営と契約について交渉を進めてきたという。一緒にサウジ入りしていた大橋ジムの大橋秀行会長は自身のインスタグラムで4日夜「用意して頂いたプライベートジェットでこれから帰国します!」と報告していた。 井上は同イベントのアンバサダーに就任。12月24日、東京・有明アリーナで行われるIBF&WBO世界同級1位サム・グッドマン(オーストラリア)との防衛戦から、トランクスのベルト部分に「リヤド・シーズン」のロゴをつけて試合を行う。 井上はSNSで「これからの一試合一試合が気の抜けない大事な試合になって行きますので皆さん引き続き応援よろしくお願いいたします!!(今までも気の抜けない大事な闘いでしたがこれからはより一層です)」と呼びかけた。 「リヤド・シーズン」は、2019年にサウジアラビア娯楽庁が一大プロジェクトとしてたち上げた、同国国営のグローバルエンターテインメントプロジェクト。スポーツやコンサート、展示会などのイベントを通じて、国内外のエンタメ産業を活性化させることを目的としている。これまでにもサッカーのポルトガル代表C・ロナウドやアルゼンチン代表リオネル・メッシ、陸上短距離のウサイン・ボルト氏(ジャマイカ)やアーティストのジャスティン・ビーバーら世界的なビッグネームとのコラボを実現してきた。 同長官はアンバサダーとしての井上に「来年、サウジアラビアでビッグファイトをすること」を期待している。
報知新聞社