北新地の「チョウザメ料理専門店」話題に ── 大阪発・新たな食文化発信したい
大阪から新しい食文化の発信でファン急増
「11月~3月は、メスはキャビアが入った状態で送られてくるので、当店では独自で新鮮なキャビアがつくれます。オリジナルな塩蔵方法によって、ほんとのキャビアの美味しさを知って頂けますよ」(箱井オーナー)。 8キロ~10キロの1メートル級の大きな個体で届くため、「料理長も最初はさばくのに苦労していました。正直、嫌がってましたけど」と笑うが、何から何まで異色づくめと言っていいだろう。大阪から新しい食文化の発信に、テレビなどにも取り上げられ、最近はファンが急増しているという。 箱井オーナーはサラリーマンから飲食業に転じ、1年半前に会社を法人化した。「何かおもしろいことができないかということで、チョウザメ発信につながった。チョウザメは100年生きると言われ、長寿の魚でもあります。EPA(エイコサペンタエン酸)やコラーゲン、カルノシンなど身体にいい成分も含まれていますし、女性にも喜んで頂いてますよ」とか。 チョウザメのしゃぶしゃぶや丼物も人気だが、他にコース料理が3種類あって、「Yummyコース」は、チョウザメ3種盛り合わせ、季節の焼き野菜盛り合わせ、チョウザメの燻製、チョウザメのブイヤベース煮込み、シェフ贅沢おすすめパスタといった内容で、チョウザメ料理をたっぷりと味わえる。 店内は42席、パーティーなら60席までOK。食事会、歓迎会、結婚式の二次会などにも利用されている。まさに驚きとギャップのお店と言えるが、初体験の美味しさを試してはいかがだろうか。 (文責/フリーライター・北代靖典)