モカシンとは? 今さら聞けない基礎知識とコーデの正解を徹底解説!
デザインはローファーが人気
モカシンシューズにはいくつかのタイプがあるが、それぞれの違いがわかると選びやすいはず。最もポピュラーなローファーでは、甲ベルトに切れ込みの入ったコイン(ペニー)ローファー、甲に房飾りのついたタッセルローファー、甲の装飾を排したヴァンプローファー、甲に馬具を模した飾りを付けたビットローファーあたりが人気。さらに先ほども触れたデッキシューズの一種であるボートモカシン、軽快な履き心地のドライビングシューズ、〈クラークス オリジナルズ〉の“ワラビー”に代表される軽登山靴風のモカシン、川沿いのキャンプなどで重宝するグリップ力の高いキャンプモカシンなどが挙げられる。
素材は手持ちのワードローブやシーンに合わせてチョイス
モカシンに使われる素材は、主にスムースレザーとスウェード。スムースレザーは上品で落ち着いた印象があり、着まわしも利くベーシックな素材といえる。スウェードは少しリラックスした温かい雰囲気が特徴。秋冬の素材と思われがちだが、淡い色合いのものなどは春夏の着こなしにもよく似合う。また、ほかにも光沢感のあるエナメル、個性的なエキゾチックレザー、モコモコのムートンなどもモカシンに使われる素材。またボートモカシンなどには、水に強いオイルドレザーを用いることもある。手持ちのワードローブやシーンに合わせてチョイスしたい。
カラーは黒と茶が定番
モカシンの定番カラーといえば、やっぱり黒と茶。もちろんデザインにもよるのだが、黒の場合は一般的に上品でかっちりした印象になり、茶はカジュアルなイメージが強くなる。その前提を踏まえたうえで、デザインとのバランスを考慮してカラーを選ぶのが正解だ。カジュアルに履きたい場合、ベージュからダークブラウンの茶系の方がコーディネートしやすいかも。ブルーデニムに合わせやすく、ラフで洒脱な雰囲気が出せるはずだ。その他の色では、スタイリッシュで都会的なグレー、ほのかに色気が漂うバーガンディ、洗練された雰囲気のネイビー、独特な洒脱さがあるカーキ(グリーン)などもおすすめだ。