issin、「スマートバスマット」の体組成計モデルを6/28発売。1,000台限定の予約特典も
東京大学発のスタートアップ企業のissinは、「スマートバスマット」の体組成計モデルを6月28日より発売する。価格は19,800円で、取替用マットは4,680円(ともに税・送料込)。先行予約販売は本日6月20日よりスタートしており、先着1,000台限定で取替用マット1枚が一緒にもらえる先行予約特典も用意される。 2022年発売の体重計モデルと比較して1周り小さいサイズ感を実現 同社は2022年に体重、BMIの測定が可能なスマートバスマット(以下:体重計モデル)を発売。現時点でユーザー数は42,000人を突破しているが、この度、ユーザーからのフィードバックを反映して「全てが進化した」という体組成計モデルを新たに発売する。 測定できるのは体重、BMI、体脂肪率、内臓脂肪レベル、筋肉量、体内年齢、基礎代謝量、体水分率、推定骨量、皮下脂肪率、タンパク質、除脂肪体重、体脂肪量、骨格筋量、ボディタイプの計15項目。 これにあわせソフト珪藻土バスマットも新開発。さらに吸水性に優れた素材にするとともに、体組成を測定するためには体内に微弱電流を通す必要があることから、導電性繊維を組み合わせることで使用感はそのまま、体組成の測定にも対応。本技術では特許も取得している。 また、Wi-Fi 2.4GHz/5GHzの両方に対応。体組成計として5GHz帯に対応するのは世界初(同社調べ)で、通信の混雑が軽減され、安定した接続環境を確保しやすくなると説明する。 サイズも体重計モデル(600×390×20mm)より一回り小さい500×350×20mmへと変更。体重計モデルはファミリー層に使いやすいサイズを考慮して開発していたが、発売後はシングル、カップル層からの声もあったことから、より多くの方が使いやすいサイズを採用したとのこと。 なお、体組成計の機能を備えつつ厚みは20mmのまま抑えられている。これはドアと床の隙間が20mm強程度の住宅が多いことによるそうだ。 また、床面が柔らかくなっている遮音フローリングなどの場合、床自体の浮き沈みによって体重測定の結果にブレが出るケースがあったことから、本体裏側にアルミの板を追加し、安定性を確保。床材を問わず正確な測定を可能にしたという。 測定結果は専用スマホアプリから確認可能で、パーソナルヘルスケアAI「ウェリーくん」にも対応。Wi-Fiは2.4/5GHz 802.11a/b/g/n、BluetoothはVer.5.0をサポート。充電持続時間は最大約3ヶ月となる。 計量範囲は6-180kgで、最小表示は0.1kg単位(6-90kg範囲)/0.2kg単位(90-180kg)。本体はIP65の防水規格に対応する。 取替用マットは全4色のラインナップで、先述の通り、先着1,000台限定で取替用マット1枚が一緒にもらえる先行予約特典を用意。加えて、エクササイズサービス「Smart 5min」専用バンド(税込9,800円)が、同時購入で半額になるキャンペーンも行われる。 ■計測したら何をすればいい? をAIが解決 本日6月20日、issinのオフィスがある東京大学にて製品発表会が開催された。代表取締役の程 涛氏は「issinは『生命力あふれる世界』の実現がコンセプト」だとしつつ、その実現のため、日常生活に溶け込んだパーソナルヘルスケアデバイスとしてスマートバスマットを提供すると説明。 また、「最近のAIの普及を見ていると、家電そのものに命が吹き込まれる世界、人間らしい家電がどんどん出てくるのでは、とも思う。そう考えると、(AIも含め)さらに生命力あふれる世界になるのではないか」とコメント。 スマートバスマットで身体データをモニタリングできても、その数値をどう評価するか、どう行動に繋げるかには専門知識などが必要となってくる。程氏は「個人的に健康管理の理想系は、ベイマックスのように自分より自分のことを気にかけてくれる存在だと思っている」と語り、その役割を担うのがパーソナルヘルスケアAI「ウェリーくん」だとする。 例えば急激な体重変化があった場合や、妊娠時の体重増加量、子供の成長状態などが正常な範囲から外れていた場合、またはダイエット後にリバウンドの兆候が見られる場合など、ウェリーくんが通知で教えてくれる。 加えてダイエット、生活習慣改善といった目標がある場合は、無理のない範囲で続けられる健康習慣「タイニールーティン」を提案してくれる。さらに生活習慣改善サービス「Smart Daily」(有料)や、5分間のエクササイズ提案サービス「Smart 5min」とも連携して、理想の生活習慣を築く手助けをしてくれるとのこと。 Source: issin
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