パドレスの松井裕樹が5月初ホールド ダルビッシュの日米通算200勝試合へ「アウト1個でも貢献したい」
◆米大リーグ ブレーブス1―3パドレス(17日・米ジョージア州アトランタ=トゥルイストパーク) パドレスの松井裕樹投手が17日(日本時間18日)、敵地でのブレーブス戦の3―1で迎えた6回2死一塁から2番手で救援。イニングをまたぐ2/3回を投げ、無安打無失点で、6試合ぶりとなる今季5ホールド目を挙げた。最初の打者・ハリスをスライダーで空振り三振に打ち取り、続投した7回は先頭のアルシアを空振り三振に打ち取った。後続の代打・デュバルに四球を与えて降板。防御率は3・72となった。チームは3―1で逃げ切った。 「(6回は)走者をかえさず、アウトを1個取ってベンチに帰ることが、まず、やりたかったこと。(7回は)打者2人と言われていて、三振取りたかったですけど。負担をかける形になって申し訳なかったですけど、しっかりカバーしてくれたので、ありがたいです」と3番手・デロスサントスに感謝した。 3、4月は防御率2・45で勝利の方程式の一角を担った新人左腕。今月は6日(同7日)のカブス戦で渡米後初被弾。さらに続いて登板した2試合連続救援失敗と苦戦したが、13日(同14日)のロッキーズ戦で4試合ぶりに無失点。中5日の登板で好投を重ね、完全復調をアピールだ。 「最近、全然仕事できていなかったので、どんどん使ってもらいたいです。しっかり指に掛かったボールもありましたし、感覚的に良かったので、継続していいものが出せるようにしたい」。松井の今月初ホールドを口火に救援陣が好投し、エストラダがプロ初セーブ。連敗を3で止めたシルト監督は「ブルペンが素晴らしい仕事をした」とねぎらった。 きょう18日(同19日)は、ダルビッシュ投手が日米通算200勝を掛けて先発のマウンドに上がる。大先輩の偉業達成に「アウト1個でも貢献できればうれしいです」と万全で備える意気込みだ。
報知新聞社