救助の乗組員7人が那覇港に帰還 機関長の捜索続く 沖縄本島沖の漁船炎上・沈没
30日に沖縄本島南東の海上で漁船「第八光栄丸」(沖縄県近海鮪漁業協働組合所属)が遭難、沈没した事故で、救助された乗組員7人が31日午前、第11管区海上保安本部の巡視船で那覇港に戻った。いずれも、けがや体調の悪化はないという。一方、機関長の男性(69)は行方不明のままで、11管は第八光栄丸が沈没した付近の海域で捜索を続けている。 【写真】マグロ漁船が炎上・沈没 7人救助
11管職員が実施した船長への聞き取りによると、30日早朝、始業前に乗組員が異臭を感じ、その後、船から上がる煙を確認したことで火災が発覚したとみられる。漁港に通報するため遭難信号を発信した後、乗組員7人は救命いがだに乗り込んで避難したという。いかだに乗り込んだ後に機関長の姿がないことに気づいたとみられる。 乗組員7人を搬送した巡視船「はりみず」は31日午前9時20分ごろ、那覇市港町の那覇港新港埠頭に入港した。巡視船は同港埠頭3号岸壁に着岸し、同10時20分ごろ、乗組員7人が上陸した。 11管は引き続き、第八光栄丸が沈没した沖縄本島南東約465キロメートル付近の海域で巡視船による捜索を続けている。
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