「おから」で絶品ゆで豚までできる!飛田和緒が発見した”史上最強の卯の花レシピ”
ゆで豚に使ったおからが最高の味に
おからは、豚の塊肉のあくとりだけでなく、落としぶた代わりにもなります。おから効果で、あくとりせずとも豚肉はやわらかくしっとりとゆで上がります。しかも脂はすべておからが吸ってしまうのか、脂をすくう手間なし。豚肉もおからも美味しくなって一石二鳥にも三鳥にもなる、最強レシピです。 ゆで豚 ●材料(作りやすい分量) 豚バラ肉(塊) 650g 塩 大さじ1/2(豚肉の重量の1%) 生おから(冷凍でも可) 200g以上 ●作り方 1豚肉は鍋に入るように半分に切り、全体に塩をすり込む。ポリ袋に入れ、冷蔵庫に約1日(から3日まで)おく。 2厚手の鍋を熱し、豚肉の脂の多い面から焼き、返しながら全面を焼く。 3全面がこんがりと焼けたら水5カップを加え、豚肉を覆うようにおから200gをのせて豚肉がやわらかくなるまで1時間~1時間30分ゆでる。途中で豚肉が煮汁から出るようになったらおからをのせて煮る。 4豚肉がやわらかくなったら火を止め、ふたをして粗熱がとれるまでおく。 5豚肉は取り出し、ゆで豚などとして食べる。鍋に残ったおからで卯の花を作る。 ゆで豚の食べ方(おまけ) 豚肉は薄切りにし、薬味に長ねぎのせん切り、香菜のざく切りなどを添えます。塩豚で味がついているのでそのまま食べられます。 「ほかにはラーメンなどの麺ものと合わせたり、サンドイッチやサラダの具にしたりし、はしっこはチャーハンにと使っています」(飛田さん) ゆで豚を角煮にする場合は、塩をしないでおからで豚肉をゆでる。豚肉のおからと水分を拭き取って、食べやすく切って鍋に入れ、ひたひたの水、薄切りのしょうがとにんにく各2かけ、酒1カップ、砂糖大さじ3、しょうゆ大さじ4~5を加えて強めの中火で20分ほど煮ます。
肉好き夫が丼で平らげた最強レシピ
卯の花 豚肉をゆでた後の、鍋に残ったおからで作ります。豚肉を取り出した後は水分が多く、シャバシャバなので、まずは水分を飛ばし、それから具材を加えて煮ます。 「豚の脂を吸っているので、具材は野菜やきのこなどさっぱりした食材がおすすめです」と飛田さん。 材料(作りやすい分量) ●豚肉をゆでたあとのおから 全量 生きくらげ 大2枚 生しいたけ 3枚 にんじん 1/2本 長ねぎ 1/2本 みりん、しょうゆ 各大さじ2 ●作り方 1きくらげは5cm長さの細切りにする。しいたけは石突きを除き、軸は縦薄切り、かさは半分に切って薄切りにする。にんじんは3cm長さの細切りにする。長ねぎは小口切りにする。 2豚肉を取り出した鍋を火にかけ、ときどき混ぜながら水分を飛ばす。おからのザラザラが見えてきたらきくらげ、しいたけ、にんじんを加えて混ぜながら煮る。 3汁けがほぼなくなったらみりん、しょうゆを加えて焦がさないように混ぜながら煮つめる。しっとりしてきたら長ねぎを加え、ひと混ぜして火を止める。 ※卯の花は密閉容器に入れて、冷蔵保存で4~5日保存可能。