ギャングがハイチ首都を支配 2万人超の市民が避難を開始
ポルトープランス、ハイチ、11月20日 (AP) ― カリブ海の島国ハイチで11月19日未明、ギャングが首都ポルトープランスの高級住宅地を標的に攻撃、市民と警察を相手に銃撃戦に発展した。 高級住宅地ペシオンビルへの襲撃は、元エリート警察官のジミー・シェリツィエ主導のギャングの仕業で、襲撃計画はSNS上に投降されていた。 ハイチ国家警察当局によれば、この攻撃で少なくとも28人のギャング構成員が殺害され、数百点の軍需品が押収された。 事件の目撃者がAP通信に語ったところによると、住民はまたしても自分たちのコミュニティが武装集団に襲われたことに怒り心頭だという。 国連によると、ギャングの暴力により、ここ数日で2万人以上がポルトープランスからの避難を余儀なくされている。 ギャングは首都の85%を支配しており、ここ数週間、以前は平和だった地域社会で攻撃を開始し、さらに多くの縄張りを支配しようとしている。 国連が支援するハイチ暴力鎮圧ミッションを率いるケニアの警察官が6月下旬に到着して以降、ギャングによる攻撃はエスカレートしている。 米国政府は、資金も人員も不足しているため、ケニア主導のミッションに代わる国連平和維持軍を推進してきた。 (日本語翻訳・編集 アフロ)