【実情】バスも宿も争奪戦!? 価格高騰する修学旅行 教育現場の課題と工夫 “新たな形”を見出す学校も
(中郡小学校・日髙京美校長) 「移動時間が短くなったので修学旅行本体にかける時間が長くなったのが一番のメリッ ト.子供たちの体調の管理もしやすくなった」 乗り物酔いをする子供がいなくなったそうです。
さらに、学校は今年。旅行先を初めて、熊本から福岡に変えました。 (中郡小学校・日髙京美校長) 「対象学年に肢体不自由の児童が1人いた。その子が修学旅行を楽しめるのかな?というのが一番最初の思いでした」
■全ての児童が楽しめる修学旅行に!先生の思いが改革を生んだ
熊本城やグリーンランドではすべての児童が楽しめないと考え、車いすでも利用しやすい福岡のキッザニアを中心とした旅行に変更しました。楽しみにしていた遊園地が別の施設に変わったことに子供たちは
(中郡小学校・阿蘇谷凛さん) 「先輩には申し訳ないけど今年で良かったな。熊本よりも福岡の方が遠いし新幹線に乗れ るのも長い。福岡は都会なので色んな所に行ける」 (中郡小学校・長谷玲沙さん) 「楽しかったです。キッザニアで色んな職業を体験できたこととか」
行き先を福岡に変えたことで費用は去年を約9000円上回る3万3890円に。しかし、保護者から不満の声はあがりませんでした。誰1人かけることなくみんなが楽しめる修学旅行にしたい。先生たちの思いが新たな修学旅行を作り上げました。
■前例踏襲が多い教育現場 これまで以上に“柔軟な対応”を
(内田直之キャスター) 「安心安全を第一に考えると、どうしても修学旅行は前例を踏襲する学校が多いようです。行き先や時期の変更は先生たちの負担が増えるという側面もありますが、旅行費用が高まる中、教育現場は、これまで以上の工夫、柔軟な対応が求められています」 (2024年11月27日news every.かごしまOA)