「ヤダ!やらない!!」こだわりが強くガンコなわが子に、父が試した「秘策」そして失敗談
このやり方、ある療育で、その日の予定をホワイトボードに掲示していたのがヒントです。 そのときの先生に話を聞いてみると、「見通しが立たないと不安になる子が多い」「聞いただけでは理解が難しくても、目で見れば理解できる子もいる」ということで、よく用いられる手法とのこと。 これをマネして取り入れたのが、この手順書です。 話はちょっとそれますが、うちの子をある新しい習い事に連れていったとき。 やはり初めての環境でうまくなじめず、ホワイトボードにひたすら落書きしているという有様でした。 ある先生は「○○くんは何に興味があるんですか? そうですか、クルマですか!」と気を使ってくださり、「ホラ、一緒にクルマ作ろうよ!」と頑張ってくれたのですが、まったく興味を示しません(先生ゴメンナサイ)。 それを見ていたベテランの先生は、「○○くんはどんなタイプなんですか?」と、わたしに少しヒアリングすると、ホワイトボードにまさに手順を書き始めたのです。 先生が手順を説明した後に「じゃあやるよー」と声をかけると、うちの子も魔法のように興味津々で取り組みはじめるじゃありませんか! あとで伺ってみると、その先生は療育施設で働いていたこともあるとか。やっぱりこういうやり方って、知っているのと知らないのとでは大違いですよね。 まさに「知は力なり」を、実感したのでした。
そして高学年になり…
そして3年が過ぎ。今は息子も高学年になり、手順書を作ることはなくなりました。 ただ、初めての場所に行くときは、やはり不安なようです。「明日は○○行くよー。こんなところだよ」と、画像検索した結果を見せることはよくあります。 たいていの場所は検索すれば画像が出てくるので、イメージしやすいですよね。便利な時代になったものです。 肝心の勉強も、もともとルーティンにこだわるタイプなので、「○○の前に宿題」のようにルーティングに組み込むことで、大分スムーズに取り組めるようになりました。 どこの子でもそうだと思いますが、それでも動画やゲームに夢中になって、勉強に向かえないときはあります。そんなときは「うわー、ずっとゲームやってる! 悪いんだー!!」のように、ストレートに、ただしノリよくおもしろく伝えるようにしています。 今は勉強する時間だということは、本人が一番わかっています。いかにやる気を削がずに、それに気づかせるか、ですね。
まとめ
記事ではきれいにまとめましたが、学年が上がるとこれまでになかったトラブルが起こったり、正直悩みは尽きません。毎回うまくはいきませんが、いろいろ試して半分ぐらいうまくいけばいい、ぐらいの気持ちで、これからも付き合っていこうと思います。