昔から「井戸水」を使用している祖父母宅。飲み水にも使用しているそうなのですが、安全面は大丈夫でしょうか?
井戸水の使用で水道代は節約できる?
井戸水を使用すれば水道代の節約は可能です。水道代は基本料金と使用量で料金が決められています。 東京都水道局によると、家庭で1人が1日に使用する平均的な水の量はおよそ221リットル(令和3年度)とのことです。水道料金は地域などで異なりますが、基本料金を除く1リットルあたりの水道料金を0.24円で計算すると、1ヶ月あたりの使用料金は1591円ほどであり、これに基本料金が加わります。 また、井戸はポンプを使い水をくみ上げる必要があり、電動の場合は電気代がかかります。電気代についても地域や企業によって差がありますが1キロワットアワーあたり29.8円で計算した場合、基本料金を除く電気代の目安は、消費電力400ワットの電動ポンプであれば1時間あたり11.9円ほどです。 井戸が飲用にも使用でき、水源のほとんどを井戸に頼る場合であれば、かかる電気代を考えても水道光熱費の削減は可能でしょう。
井戸水を飲用する場合には、自分たちで水質検査を依頼する必要がある
井戸水を飲用する場合は安全性のために水質検査は必須です。今まで飲んでいて問題がなかったとしても、井戸水は周囲の環境の変化を受けやすいため1年に1回は検査を実施しましょう。費用相場は、8000円~2万円ほどです。 水道料金は従量課金制となっており、基本料金プラス使用量で料金が決まります。井戸を使用し、水道の利用を減らせばその分水道料金を節約できます。ただし井戸水は、必ずしも安全性が担保されているわけではありませんので、基本的には生活用水として使用することがよいでしょう。 出典 東京都水道局 よくある質問 もっと知りたい「水道」のこと 質問;一人1日どのくらいの水を使うのですか。 東京都保健医療局 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部