SMAPからオートーレーサーへ…輝き続ける森且行を想う人々が伝えたい、50歳を迎えた彼の魅力
SMAP森且行からオートレーサー森且行へ。50歳を迎えた森且行さんを捉えたポートレイトとロングインタビューを、雑誌フィガロジャポン1月号では6ページに渡って特集。madameFIGARO.jpではウェブ限定公開のポートレイトとともに、自分自身の強さで輝き、人生を前に進めてきた彼の魅力を映画『オートレーサー森且行 約束のオーバル 劇場版』の監督・穂坂友紀さん、兄・森久典さん、そして今回のインタビューに立ち会ったフィガロジャポン編集長、森田聖美が語る。 【写真】フィガロジャポン1月号:輝き続ける、森且行の人生哲学
映画『オートレーサー森且行 約束のオーバル 劇場版』監督・穂坂友紀さんが語る森且行さんの魅力。
2021年、ともに落車した新井恵匠選手が言っていました。 「僕が今、引退せずに走っていられるのは森さんのおかげなんですよ」 森さんを見守り続けた医師が言っていました。 「彼がここまで回復してくれたことは、同じ境遇の患者さんにとっても、医療従事者にとっても希望の星なんですよ」 先輩レーサーが言っていました。 「カツがオートレースの世界に来てくれなかったら、オートレースの顔として広報活動をしてくれなかったら、1場どころじゃない、もっとレース場がなくなっていたかもしれない。だからカツは僕らのヒーローのなんですよ」 自分のためだけじゃない、みんなのために走る姿こそが森且行の魅力=「ヒーロー」です。
兄・森久典さんが語る弟・且行さんの魅力。
兄から見た弟・且行の魅力と言えば、諦めない精神力ですね。 日本一になった年齢は46歳。オートレーサーになって24年後での日本一は最年長記録だそうです。24年かけて仲間との約束を果たした弟は、僕の自慢です。 人に対する思いやりが強いところもあります。2021年の飯塚での事故の時、朝一番で福岡の病院へ向かい、対面して「大丈夫か?」と声をかけたら、返ってきた第一声は「恵匠は大丈夫だった?」というものでした。一緒に落車をしてしまった新井恵匠選手のことを心配してたんです。本人に会う前に、先生からは「命があっただけでも。歩くことすら厳しいかもしれない」と言われていたような状況でした。そんな時でも、自分の事より相手の事を心配するような優しい心をもった弟です。 大怪我をしてからの且行は、自分のためだけじゃなく、応援してくれてるファンの皆様や、復帰に向けて一生懸命共に頑張ってくれた先生方のために頑張って走っています。今回のドキュメンタリー映画ではそんな且行が観られると思います。