シラス不漁で関連業者も苦境に 『春漁に期待』も研究所「爆発的に増えることはない」 静岡・吉田町、静岡市
店では利益が少ないながらも、多くの人に来てもらいたいと、消費税分だけの値上げにとどめている厳しい状況。禁漁期間明けのシラス漁には期待しているといいます。 大漁丸直売所 奥村尚美店主:「3月になってシラスが取れてくれれば、客が結構たくさん来てもらえるので、シラスが取れることを期待している」
県水産・海洋技術研究所「爆発的に増えることはない」
県水産・海洋技術研究所によりますと、明確なことは言えないとしながらも、春以降も黒潮の影響などで、爆発的にシラスが増えることはないとみています。また、マイワシの稚魚が主流となる「春シラス」。本来、この時期には東北辺りまで南下しているはずですが、まだ確認できていないということです。今後も厳しい状況が続きそうな「静岡近海のシラス」。春漁までに回復をするのか、見守るしかありません。 (1月10日放送)