「社長の周りにいる女は全員売春婦」“紀州のドン・ファン殺人公判”地元&夫の会社で出演セクシービデオを見られ…須藤早貴(28)が法廷で爆弾発言をした理由
小中学校の同級生から「見たよ」と…
きっかけは野崎が怪死する前、ある法律事務所から田辺市の野崎氏の会社に届いた須藤宛の書類だった。 「私が出演したAVの削除を依頼した関係の書類です。社長と知り合う前に出演したAVでした。無料サイトで公開され、誰でも見られる状態になっていました。それを知ったのは4月13日頃、私のインスタグラムのDM(ダイレクトメール)に、小中学校の同級生の男の子から『見たよ』という言葉と、AVのURL、画像が送られてきたことからです」(須藤の証言内容より) 検察側は初公判の冒頭陳述で、2016年春に北海道札幌市から上京した須藤が、翌年8月と9月に計4本のアダルトビデオに出演していた事実を、撮影日や報酬総額も含めて詳らかにしている( #2 )。 「その同級生の男の子は、めっちゃ口の軽い奴なんで、周りにバレるだろうなと思いました。面倒なので、弁護士さんに頼んで、そのURLを消してもらおうと思いました。弁護士さんはネットで『AV 削除』と検索をして探しました。一番上に出てきたところが信用できそうだったので、依頼することにしました」(同前) ところが、その関連書類は、田辺市の自宅ではなく、野崎氏が経営している会社に届いた。野崎氏は、自宅宛の郵便物が会社に配達されるようにしていたという。 「書類は、開封された状態で、会社の人から受け取りました。AVとは書かれていなかったですが、動画の削除に関する内容でした。でも、AV出演がバレることは、特に気にしていませんでした。 その後、(野崎宅の)家政婦さんからこう言われました。ある従業員の子が『従業員の男が会社であなたのAVを見てたわよ』と。私は『ああ、そうなんですね』と言いました。別に彼女には口止めをしませんでしたし、会社の従業員にバレたとしても、知らない人たちなので、どうでもいいです」(同前)
「社長の周りにいる女は、全員売春婦」
会社の従業員たちは、この事実が野崎氏の耳に入れば、すでに離婚を切り出されている須藤の立場がますます悪くなるだろうと受け取った。実際に、この公判で証人出廷した当時の従業員らもそのように証言している。 だが、証言台の須藤は言い切る。 「社長からAV出演を確認されたことはありませんでした。もし知られたとしても、社長自身が交際クラブなどに登録して、お金で女性を買っているんです。そういうところから紹介される女性って、私も含めて、みんな売春婦じゃないですか」 そして須藤は、野崎氏が長年付き合っていた愛人女性のX子さんを引き合いに出し、こう続けたのだ。 「会社の人も『X子さんは売春婦だから社長は結婚相手にしない』と言っていたし、他の人も社長が『アイツはソープ嬢だからダメだ』と言っていたと。社長は、体を売る人を軽蔑していて、結婚相手にはしないと言いながらも、実際にX子さんには何度も『結婚してください』と言っているわけだし、社長自身が交際クラブから女性を紹介してもらっていて、女性もお金もらって社長と性的なことを……。社長の周りにいる女は、全員売春婦。だから、そんなの気にするか!って話です」 須藤はやや語気を強めて、AV出演がバレたこともノーダメージだったと強調した。つまり、それが事件の引金には成り得ないと、検察側の見立てを否定したのだ。 前後して、この日の被告人質問では、異様な新婚初夜の様子や、“紀州のドン・ファン”と呼ばれた野崎氏の虚像、事件の核心でもある覚醒剤購入の経緯についても、詳しく触れられた。 ( #8 に続く) 「社長とはセックスできませんと…」“紀州のドン・ファン殺人公判”須藤早貴(28)が主張した事件最大の核心 新婚初夜に「ゴム手袋使って」勃たない夫は「もうダメだから覚醒剤を」 へ続く
「週刊文春」編集部/週刊文春Webオリジナル
【関連記事】
- 【つづきを読む】「社長とはセックスできませんと…」“紀州のドン・ファン殺人公判”須藤早貴(28)が主張した事件最大の核心 新婚初夜に「ゴム手袋使って」勃たない夫は「もうダメだから覚醒剤を」
- 【画像】「社長の周りにいる女は全員売春婦」須藤早貴容疑者19歳当時の“幻の花嫁姿”
- 【AV出演の経緯】「AV作品4本に出演し約38万のギャラを…」“紀州のドン・ファン殺人公判”明かされた55歳年下妻・須藤早貴(28)の「AV出演の経緯」と「過去がバレた瞬間」
- 【写真】中学時代の須藤容疑者(同級生提供)
- 「早くいれろや!」“旭川女子高生殺害”内田梨瑚(21)の“性への執着”を示す新証言「隣に座った男性の前で手で…」《担当刑事と衝撃不倫、わいせつ動画も》