「ホワイトライオンとスケボーで遊ぶ」動物愛好家として知られるプリンセス天功の姿「お手をするのは育て方がいいんです(笑)」
── 褒めて、言葉で育てるんですね。普段、KING君は、どこで過ごしているんですか? 天功さん:お部屋でワンちゃんや猫ちゃんと一緒に放し飼いです。赤ちゃんのころから一緒に過ごしている子たちなので、仲良しですよ。食事は、まだミルクなのですが、そろそろミンチ肉とかに移行する時期ですね。赤ちゃんのころは、特に気温や湿度にも気を使って、哺乳瓶もミルトンで洗っていましたけれど(笑)、成長していくにつれて、私たち人間の環境に合わせるようにしています。
■ホワイトライオンがコーラスの曲を発売 ── 3月には、音楽ユニット「KinG00(プリンセス天功×yucat×ホワイトライオンKING a.k.a JAKO)」を結成されました。なんと、KINGくんもメンバーだとか 天功さん:彼はコーラスとして参加しているんです。曲の中で彼の鳴き声が入るんですけれど、「ガオー」だけじゃなくて(笑)、いろんなバリエーションの声があって、しかもすごくいい声をしているんですよ!
── ライオンがコーラスとして参加するユニットは、おそらく世界初でしょうね。天功さんは、音楽活動は10代のとき以来になりますね。久しぶりの感触はいかがですか? 天功さん:もともと歌手出身なので、歌うことは好きなので、楽しいですね。先日、お台場で初ライブを行ったのですが、観客の方の反応が新鮮でした。イリュージョンのとき、皆さん真剣な面持ちで固唾を飲んで舞台を見つめていますが、歌のときは、ニコニコ笑って楽しそうにノってくださるのが嬉しくて。10代のころ、アイドル歌手・朝風まりとして活動していた時代も、こうして皆さんに声援をいただいたなあと懐かしく感じました。あ、1000円じゃないですよ?声援です!
── わかってます(笑)。 天功さん:ウケました?よかったよかった(笑)。KINGくんの歌声にもぜひ注目してくださいね。 PROFILE プリンセス天功(引田天功) ぷりんせす・てんこう(ひきた・てんこう)。イリュージョニスト。日本ではアイドル歌手、女優としてデビュー。1980年に二代目・引田天功を襲名。世界的には、イリュージョニストPRINCESS TENKO(プリンセス天功)のステージネームで知られる。1990年に、女性として初の快挙となる米国「マジシャン・オブ・ザ・イヤー」受賞。以降、世界的なイリュージュニストとして活躍を続ける。
取材・文/西尾英子 写真提供/プリンセス天功
西尾英子