「ホワイトライオンとスケボーで遊ぶ」動物愛好家として知られるプリンセス天功の姿「お手をするのは育て方がいいんです(笑)」
── ライオン語…? 天功さん:ライオンの鳴き声をまねて、コミュニケーションをとるんです。同じ音がでると、お母さんだと思うみたいで、言うことをよく聞いてくれます。日本にいるときは、毎朝5時に起きてKINGくんと一緒に2時間くらい遊びます。車でうちの山に連れていって、リードをつけ、1㎞くらい猛ダッシュで一緒に走ったり、お散歩したり。 ── 山も所有されているのですね。さすがに、その辺の公園というわけにはいかないですよね。
天功さん:公園に行くときもありますよ。もっと小さいときは、東京タワーを見せたり、神社にも連れていってお参りをしたり。その後で、銀座のカルティエに首輪を買いに行きました。さすがにライオン用はないので、「この子に合う首輪ください」と。でも、アッという間に大きくなって、もうその首輪は入らなくなっちゃいましたけど。 一緒に過ごしているときは、抱っこしてブラッシングしたり、言葉をかけたり、追っかけっこしたり。嬉しそうにはしゃぎながら3m向こうから飛びついてくるのですが、そのまま抱きとめると私が倒れちゃうので、KINGくんを空中でキャッチして一回転し、お相撲さんみたいに投げるんです。すると、大喜び。それを5回くらい繰りかえして(笑)。今、一番ハマっている遊びは、スケボーです。
── ホワイトライオンが、スケボーするんですか 天功さん:上手ですよ。私が乗り方を何度も実演して、「こうやって滑るんだよ」と。裏側がどうなっているのかもちゃんと見せて、「タイヤがついているから、大丈夫でしょ」と。あとは、褒めて褒めて、褒めまくる。お利口さんね、愛しているよとか、ポジティブな言葉をたくさん投げかけて育てていますね。 猛獣使いの人たちに言わせると、物事を教えるときには、防御したり押さえつけたりして、行動で教えるらしいのですが、私がやっているのは「会話」なんです。何度も同じ言葉を使い続けることで、覚えてもらって、こちらの感情を読ませる。餌をご褒美にして行動させるということはいっさいやらないです。そういう条件反射ではなくて、言葉で理解してもらうということを、今、根気強くやっているところですね。注意するときは「ダメよ」と言えば、たいていやめてくれるので、甘噛みをしたり、爪を立てたこともいっさいなかったです。