バレー中田ジャパン「エース」の決意 古賀、石井、黒後、井上
黒後愛「高いブロックに心が負けないように」
全日本に参加して、毎日が楽しいです。人見知りなので(先輩と)最初はぜんぜん話せなくて、今も少ししか話せないんですけど……前よりは人見知り、治りました(笑)。 日本のトップのプレーヤーがいっぱいいるので、プレーや自主練を見るだけでも楽しいし、その人たちがつないで上げてくれるトスを打てるのも楽しいです。日に日にバレーが好きになっています。 リサさん(新鍋理沙)のキャッチ(サーブレシーブ)の練習をずーーっと見ながら、“なんであんなに返るんだろう”、“なんか真似できないかな”と思ったり、ユキさん(石井優希)のディグを見て、“ユキさんが入ったところにボールが飛んでくる”、“上がらなかったとしてもユキさんは必ずそこにいる感じなので、どうポジション取りしているのかな”とか、サリナさん(古賀紗理那)のスパイクの高さがすごいので、“どうやってその打点を出しているのかな”とか、そういうふうに考えられるのも楽しい。試合は、またみんなの違った雰囲気が見られるので楽しみなんです。 自分の強みは、好きなのでトレーニングかな。机と向き合って勉強する時間を作ろうと思って、「筋肉と骨の本」を買って解剖学を学び始めました。平昌五輪を見ていて、(スピードスケートの)小平奈緒さんが、自分の体を知っているからトレーナーさんがいても自分でも(トレーニングを)やると聞いて、確かにそうだなあと。 初めて全日本に選ばれたのに、けがをしてできなくなるのはいちばん嫌だから、しっかりケアしたい。でも自分の体のことを知っていないと守ることもできないし、力を出すこともできない。「頑張ります!」って言っちゃったから頑張ります! 世界との試合では高いブロックがくると思いますが、そこに心が負けないように。スパイクを止められたりすると思いますが、止められないとそのブロックに対してどう打っていくのかわからないし、サーブレシーブでも、世界のサーブの速さを感じてみないとわからないと思うので、プレーで結果がでなかったから、ああダメだとは思わないで、そこから自分が何ができるのかを考えて、当たって砕けろ! じゃないですが、そんなふうにいろんなことに挑戦していきたい。そして、結果にこだわっていきたいです。