こども本の森熊本で「絵本の読み聞かせ」 障害への理解を広げる機会に
障害への理解を深めてもらうイベントが11月23日、「こども本の森 熊本」「熊本県立図書館」「熊本市青年会館」(以上、熊本市中央区出水5)で開催される。(熊本経済新聞) 【写真】手話かるたと盲導犬すごろく 障害への理解促進と障害者の社会参加の推進を目的に「みんなあつまれ!あそぼう・まなぼう・つながろう」と題して開催される同イベント。毎年12月3日~9日の「障害者週間」の前後を「くまもとハートウィーク」に設定しさまざまな啓発活動を行ってきた実行委員会が主催する。今回は主に小学校低学年の児童とその親子を対象に、楽しく学びながら障害への理解を深めてもらう。 「こども本の森 熊本」では、NHKアナウンサーと手話読み聞かせグループ「てとてとてんとうむし」が絵本などの読み聞かせを行う。 「熊本県立図書館」では、熊本県立大学の学生が考案し県が作成した「手話かるた」と同大学の学生が作成した「盲導犬すごろく」の体験、点字体験のほか、心の輪を広げる体験作文、障害者週間に合わせて募集したポスターの表彰・発表や、読書バリアフリーの紹介も行う。 「熊本市青年会館」では、障害疑似体験、パラスポーツ体験を行う。そのほか、各コーナーを回ると抽選会に参加できるシールラリーも行う。「熊本県立図書館」「熊本市青年会館」をつなぐ公園では、福祉事業所が「おとなりマルシェ」を同時開催する。 事務局の熊本県健康福祉部子ども・障がい福祉局障がい者支援課の本多梨紗さんは「今回は大学生に関わってもらい、楽しい企画を用意したのでたくさんの人に来てもらいたい。障害の有無にかかわらず誰もが参加でき、交流できる機会をこれからも増やしていければ」と話す。 開催時間は10時30分~15時30分(おとなりマルシェは16時まで)。
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