電子処方箋の導入薬局で「処方と異なる医薬品」が表示されるトラブル、福岡厚労相「健康被害が発生しうる」
電子処方箋システムの導入薬局などで処方と異なる医薬品が表示された問題で、福岡厚生労働相は20日の閣議後の記者会見で「健康被害が発生しうる大変重要なものだ」との見解を示した。全国の医療機関や薬局に一斉点検を依頼済みで、「国民に必要な医薬品を確実に届けられるよう万全を期したい」と述べた。 【一覧表】食塩7g未満、睡眠は6~9時間…健康寿命へ新たな数値目標
厚労省は19日、医師の処方とは異なる医薬品が表示された事例が7件報告されたと公表した。いずれも薬剤師らが気づき、誤投与の被害は出ていない。医療機関はシステム点検のため、24日まで電子処方箋の発行を停止している。