女子プロが選ぶ「最もアイアンがうまい選手」トップ3 1位は「〇下〇夢〇」
女子プロにアンケートを行い、スイングなどの部門別ベストプレーヤーを選出してもらう年末恒例企画。第2弾は「最もアイアンがうまい選手」。賞金シード選手(2024年同ランキング上位50人)を中心に25人から得た回答をもとに、得票数TOP3とその理由を紹介する。
<女子プロたちの声> ・高橋彩華/「とにかくうまい。インパクトの音がいいし、コンタクトもいい。シャキって振ってる感じがする。アイアンといえば高橋さん、そんなイメージです」(阿部未悠)/「常にピンを差してくる」(河本結) ・菊地絵理香/「大体ピンに絡んでいるイメージがあるし、どの番手持ってもうまい」(大里桃子)/「ピンチがピンチにならない」(三ヶ島かな)
【2位】申ジエ、小祝さくら/各4票
国内ツアー28勝を誇る申ジエ(韓国)と今季2勝を挙げた小祝さくらが並んで2位にランクイン。共通するのはショットの“安定感”。特に申のアイアンショットはツアーでも評判。男子プロ顔負けの球を打ち、球を自由自在に曲げながら左右高低を打ち分けて3Dでグリーンをとらえる。
<女子プロたちの声> ・申ジエ/「セカンドからは番手関係なくどこからでも寄せてくるイメージ。サントリーで初めて回ってすごいと思いました」(尾関彩美悠)/「ラインの出方が全然違う」(竹内美雪) ・小祝さくら/「何番持ってもリズムが変わらないのがすごい」(渡邉彩香)/「ラフからのアイアンショットがめっちゃうまい」(上田桃子)/「潔く振って曲がらないのがすごい」(森田遥) ちなみに、小祝さくら当人はアイアン部門のベストスインガーに申ジエの名前を挙げた。「弾道を打ち分けられて、どんなピンでも寄せてくるイメージがあります」(小祝)
【1位】山下美夢有/7票<2024年パーセーブ率1位>
2024年度のパーセーブ率1位(91.85%)、パーオン率3位(74.7%)、平均バーディ数1位(4.33)の山下美夢有が1位に輝いた。数字が全てを物語っているが、その圧倒的な実力を支えるのは、多くの選手が絶賛する「縦距離を合わせる技術」だ。ピン位置に応じて、キャリーとランの距離を正確に判断し、状況に応じた最適なクラブ選択とショットを繰り出す彼女。“ビトウィーン”の距離にも強く、今季は数々のバーディ&パーセーブを目の当たりにした。