【カンボジア】衣類などの輸出、1~10月は114億米ドル
カンボジアの主力製品である衣料品・履物・旅行用品(GFT)の2024年1~10月の輸出額は114億米ドル(約1兆7,600億円)となり、前年同期比で2桁増だった。現地各紙の電子版が報じた。 カンボジア関税消費税総局(GDCE)が19日発表したもので、内訳は、編み物系製品が前年同期比15%増の4億600万米ドル、織物系などの非ニット製品が24%増の80億米ドル、履物が22%増の13億3,000万米ドル、旅行用品が21%増の16億9,000万米ドルだった。 シンガポールにある国際調査機関の東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3マクロ経済調査事務局(AMRO)のホー・エー・コー首席エコノミストは、主要先進国の需要拡大が衣料品・履物・旅行用品の輸出回復の主因だと指摘した。 カンボジア労働・職業訓練省によると、衣料品・履物・旅行用品を手がける企業の拠点数は工場を含め1,538カ所。約91万3,000人を雇用しており、大半が女性となっている。