欠航続くフェリー屋久島2 3月中に運航再開の見込み 農水産物の出荷に影響も 鹿児島
鹿児島テレビ
2024年10月以降、部品の損傷で欠航が続くフェリー屋久島2が、2025年3月にも運航を再開する見込みであることが分かりました。 鹿児島市と屋久島を結ぶフェリー屋久島2は2024年10月、鹿児島港での定期点検でエンジン付近の部品に亀裂が見つかって以降、欠航が続いています。 船を運航する折田汽船によりますと、交換部品の納品が3月25日ごろの予定とメーカーから連絡があり、検査時期などを前倒しし、3月にも運航を再開する見込みだということです。 運航が止まって約3カ月。 他のフェリーや貨物船による代替運航もおこなれていますが、屋久島町によりますと、島で取れた農水産物の出荷に影響がでているといいます。 屋久島漁協・鮫島洋一さん 「魚を鹿児島に送れないのがいちばん。(他の船を)利用しているが荷物を思うように積めなかったりして漁も休んだりとか。1日も早く修理してもらって、運航を再開してほしい」 また8日、県庁では現状を把握するために県と屋久島町の関係者が出席した連絡会が開かれました。 非公開で行われた会では、2月から収穫が始まるたんかんやジャガイモの輸送に懸念の声が上がったということで、県は今後、運航再開までの輸送手段の確保などのために、事業者側と調整を図ることにしています。 県総合政策部・竹内文紀地域政策総括監 「実際どの程度便数が必要かというところも情報をもらい、関係者でしっかり話をして方針を決めていきたい」
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