行楽日和の3連休、季節外れの“桜”なぜ? 紅葉の「最新」予想 この秋おススメ「アート紅葉」ランキング【#みんなのギモン】
■最新の「紅葉の見頃予想マップ」
小野解説委員 「全国の紅葉はどうでしょうか。ウェザーニュースによる『紅葉の見頃予想マップ』が発表されました。10日現在の最新の情報です」 「葉の色づきは、秋の気温と深く関係しています。気温が低いと早く色づくため、北から南に向けて進行していきます。桜前線は南から北なので、逆ですね。北海道では平野部で色づきが進んでいます」 忽滑谷こころアナウンサー 「10月になっても暑い日があったじゃないですか。見頃に影響は出ているんですか?」 小野解説委員 「どうもあるようです。東北や東日本の標高の高い山では、これまでの厳しい残暑の影響で、葉の色づきが遅れ気味だそうです。さらに、9月まで昼間が暑く、日照時間が平年よりも長かった影響で、東日本や西日本を中心に、一部で葉が変色しているところもあります」 森アナウンサー 「変色というのは、色づきではないということですか?」 小野解説委員 「葉が焼ける、『葉焼け』と言います。夏の強い日差しによって葉がダメージを受けて傷んでしまいます。やけどをしたような症状で、一部が茶色になったり、白っぽく色が抜けたりします」 森アナウンサー 「紅葉じゃないということですね」 小野解説委員 「鮮やかな紅葉を前に葉が枯れてしまい、見頃の期間が短くなる可能性もあるといいます。紅葉狩りに行く時は、最新情報のチェックが必要だそうです」 森アナウンサー 「この予想マップによると、(日光の)いろは坂で10月26日頃から、(東京の)高尾山で11月18日頃からと、関東でも始まっているところはあるんですかね?」
■見頃…「草紅葉」が楽しめる尾瀬
小野解説委員 「この3連休に関東で見られる紅葉を調べてみました。群馬県や福島県など4つの県にまたがる尾瀬国立公園では、標高1400メートルの湿原が広がり、『草紅葉(くさもみじ)』と呼ばれる紅葉が見られます」 「10月6日に撮影された写真でも分かりますが、黄金色や赤色に色づくのが特徴で、この3連休が見頃だそうです。周辺の木々はどうなっているのでしょうか。国立公園の中にある温泉宿が11日に撮影してくれた写真では、色づき始めていました」 刈川くるみキャスター 「紅葉は見頃が短い分、毎日移ろいゆくものなので、この3連休にちょうど見られそうなのはうれしいですよね」